明らかにこれから値上がりしそうな株を見つけても、一旦落ち着くことが非常に重要です。考え得るリスクを視野に入れてから購入しても遅くはないはずです。

松田産業と寺岡製作所の最近の株価推移

2015年の1年間に、日経平均株価は9%ほど上昇しました。
ところが、2016年に入るとすぐ、世界的株安などの背景もあり、一転して軟調な展開に陥ります。
2016年の取引初日に付けた初値と、まる2か月が経過した3月1日現在の終値を比較すると、およそ15%ものマイナスとなっています。

こうした中、東京証券取引所に上場している個別株に付いても、これと同様の値動きを示している銘柄が少なくありません。
ではここで、2つの個別銘柄に関し、最近の値動きに注目してみましょう。

まずは、東証1部に上場している松田産業です。
工業用などに利用される貴金属類の販売を手掛けている企業です。
同社の株価は、2015年の1年間におよそ11%の上昇となりました。
2016年最初の取引日となる1月4日、同社の株価は1,443円という始値を付け、新年をスタートさせました。
しかしその後、株価は下落基調で推移し始めます。
2月上旬にはいったん年初と同水準にまで値を戻しますが、下旬には急落し、2月24日に1,141円という年初来安値(昨年来安値)を記録します。
3月1日現在の終値は1,209円なので、年初と比較すると16%を超える下落となっています。

では、次に注目するのは寺岡製作所です。
東証2部に上場する企業で、産業用テープ類の製造などを手掛ける会社です。
同社の株価は2015年の1年間に、11%を超える上昇を示しました。
2016年最初の取引では460円という始値を付けますが、こちらもやはり、その後は軟調に推移します。
寺岡製作所の株価も2月に急落し、2月12日には年初来安値(昨年来安値)となる310円を付けました。
その後いくらか値を戻し、3月1日現在では341円となっています。
年初と比べ、約26%もの下落です。